兵庫県内で８日、新たに新型コロナウイルス感染者３人の死亡が判明し、累計死者が１０２人となった。年代非公表の３１人を除くと、全７１人が６０代以上で、うち３分の２が８０代以上だった。１２月発表分だけで２１人となり、月別最多だった１１月の１８人を超えた。

　全国で死者が３桁に達したのは８都道府県目。感染者の死亡率は１・５％となっている。県によると、公表分の年代は、６０代＝４人▽７０代＝２０人▽８０代以上＝４７人。高齢になるほど死者が多い傾向が表れた。性別は男性４６人、女性２５人だった。

　県内の月別死者数は、３月＝１１人▽４月＝１６人▽５月＝１５人▽６月＝３人▽７月＝０人▽８月＝８人▽９月＝６人▽１０月＝４人。

　１２月に入って８日連続で死者が確認されている。県は、医療機関や高齢者福祉施設でのクラスター（感染者集団）が相次いでいることも影響しているとみている。（井川朋宏）

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