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淡路側主塔最上部から南を望む。陸地との間は約1キロ。国生み伝説の島・淡路の荘厳さが間近に感じられる=淡路市岩屋沖
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淡路側主塔最上部から南を望む。陸地との間は約1キロ。国生み伝説の島・淡路の荘厳さが間近に感じられる=淡路市岩屋沖
北側の眺め。神戸側主塔の向こうに住宅街が広がる=淡路市岩屋沖
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北側の眺め。神戸側主塔の向こうに住宅街が広がる=淡路市岩屋沖
淡路島(左下)と神戸市垂水区(右)を結ぶ明石海峡大橋=2018年
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淡路島(左下)と神戸市垂水区(右)を結ぶ明石海峡大橋=2018年
神戸新聞NEXT
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 神戸と淡路島をつなぐ兵庫県の明石海峡大橋(全長3911メートル)の淡路側主塔を、神戸側と同様に観光資源として活用できるか、本州四国連絡高速道路会社(本四高速)が検討を進めている。淡路島では近年、観光関連施設の開業が相次ぐほか、“アワイチ”と呼ばれる島一周のサイクリングコースが人気を集めるなど、新型コロナウイルス禍の下でも観光客数は比較的堅調に推移。「周遊コースの目玉になれば、コロナ後の観光活性化に貢献できる」と同社は意欲を見せる。(田中靖浩)

 11月中旬、サイクリングと漁船クルーズに加え、海上約300メートルの淡路側塔頂から眺めを楽しむモニターツアーが行われた。淡路島観光協会の関連会社が主催し、申し込み開始から数日で定員20人に達した。当日は好天にも恵まれ、参加者は塔頂からの絶景に歓声を上げた。本四高速の地域連携事業推進部は「神戸側の巨大な主塔と神戸の都市景観を重ねて見られる上、淡路島の雄大さが間近に感じられる」と、淡路側ならではの景観の魅力を挙げる。同部によると、橋の周年記念など単発の催しで見学者を受け入れたことはあるが、ツアー客が主塔に上るのはまれという。

 同大橋の神戸側主塔では2005年から有料ツアー「ブリッジワールド」が行われ、これまでに13万人以上が塔頂からの眺めを楽しんだ(現在はコロナ禍で中断中)。同社は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ通称「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道など)に自転車道を設けているほか、道中の複数の橋で塔頂に上る催しを手掛けたことがある。

 こうしたことから明石海峡大橋の淡路側主塔でも、サイクリングと組み合わせるなど観光資源としての可能性を、関係自治体などとのワークショップで見いだした。

 同部は「今はまだ見学者の定期的な受け入れを具体化できる段階ではないが、今後もさまざまな催しと協力するアイデアがあり、観光面での活用を検討していきたい」としている。

■島の訪日客増に期待

 淡路島はここ数年、島内人口の100倍近くに当たる年間1200万~1300万人の観光客が訪れる。コロナ禍で一時は激減したものの「Go To トラベル」事業などにより、近畿各地などから気軽に来られる観光地として人気が急速に回復。9月の4連休では、神戸淡路鳴門自動車道の開通以来2番目に長い60キロの大渋滞が発生した。

 一方で淡路島は、外国人観光客の数、比率が小さいことが指摘される。淡路島観光協会が2018年12月から1年間行った調査によると、来島した外国人観光客は6万6500人で、観光客全体の1%未満。神戸市は19年の観光客総数約3500万人のうち、外国人は4%ほどの約139万人と推計される。兵庫県内の観光施設の中でも特に外国人に人気の姫路城は19年度、全入場者数の4分の1に当たる39万5千人が外国人だったという(姫路市調べ)。

 本州四国連絡高速道路会社によると、明石海峡大橋の神戸側主塔に上るツアー「ブリッジワールド」の19年度の参加者計1万3千人のうち、外国人は約15%の1900人。同観光協会の福浦泰穂事務局長は「淡路島の観光は外国人に頼る比率が低いため、コロナ禍による打撃は比較的小さいといえる。しかしコロナ後を見据えると、外国人を積極的に受け入れる施策が必要。大橋の淡路側主塔を観光資源として確立する意味は大きい」と期待する。

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