学校内警察(スクールポリス=SP)という架空の制度が登場するドラマ「青のSP」が、来年1月12日から関西テレビ系(火曜午後9時)でスタートする。藤原竜也主演、ヒロインは真木よう子で、テレビドラマ初共演となる。SNSトラブルといった現代社会の問題に立ち向かう。
東京都内の公立赤嶺中学校に、日本で初めてスクールポリスが試験的に導入されたとの設定で、警視庁捜査一課の敏腕刑事嶋田隆平(藤原)が配属される。冷静沈着ながら毒舌家で、生徒の薬物疑惑、盗撮、教師のセクハラ、マタニティーハラスメントと校内に潜む問題をあぶり出す。
3年1組担任で国語教師の浅村涼子(真木)は、賢明で熱血派。「学校に警察官がいるなんて不自然」と反発する。生徒の側に立ち、手錠を掛けることも辞さない嶋田と衝突を繰り返す。
教師、生徒と容赦なく法に触れれば逮捕する嶋田。荒療治と思われる強引な手法だが、次第に学校や生徒の心に変化が起こる…。1話完結で悪を成敗する爽快感が売りの一つ。
藤原は「すぐそこの未来を予言しているような、新しいタイプのドラマ。悩んでいる子どもたちの救いになる作品になればいいな」と願う。真木は「おっちょこちょいで先走ることがある生徒思いの教師役。スクールポリスにほんろうされる生徒や葛藤する教師、リアルな中学生の悩みもあり、親子で見てほしい」とコメントする。
ほかの主な共演者は、後輩刑事に山田裕貴、真木の同僚教師に泉澤祐希、中学校長に高橋克実など。(金井恒幸)