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新野幸次郎氏
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新野幸次郎氏

 神戸市の産官学の地域連携に大きな役割を果たし、阪神・淡路大震災では神戸市や兵庫県の復興計画の取りまとめで中心的な役割を果たした元神戸大学長の新野幸次郎(にいの・こうじろう)氏が13日午前0時32分、急性白血病のため神戸市内の病院で死去した。95歳。自宅は神戸市灘区篠原北町3。葬儀・告別式は親族ですでに執り行った。

 鳥取県出身。神戸経済大学(現神戸大)を卒業後、1963年に神戸大学教授となり、産業組織論や市場経済の研究などで業績を上げた。85年から6年間、神戸大学長を務めた。

 95年に発生した阪神・淡路大震災では、直後に兵庫県と神戸市の復興計画検討委員会のトップに就くなど、民間の立場から復興計画を主導。関西の研究者が呼び掛けた「ひょうご創生研究会」の会長も務め、阪神高速道路の一部廃止や地下化を提言するなど、斬新な発想で21世紀の安全都市を構想した。

 その後も、防災や減災の大切さを世界に発信する「人と防災未来センター」の構想段階で検討委員会座長になるなど、震災の教訓を伝える取り組みを続けた。

 神戸大学長を退任後の91年には神戸市のシンクタンク「神戸都市問題研究所」の所長に就任。2000年に同理事長となり、18年3月の解散まで神戸市政に政策提言を続けた。

 1991年に兵庫県文化賞、98年に神戸新聞平和賞、2000年に勲二等旭日重光章、01年に神戸市産業功労者賞など。こうべ市民福祉振興協会会長や日本経済政策学会会長なども歴任した。今年5~8月、本紙夕刊の「随想」を執筆した。

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