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市街地も降り続いた雪で覆われ、住民らが除雪作業に追われた=17日午前、豊岡市寿町(撮影・阿部江利)
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市街地も降り続いた雪で覆われ、住民らが除雪作業に追われた=17日午前、豊岡市寿町(撮影・阿部江利)
屋根や路面が雪に覆われた市街地=17日午前、豊岡市大手町(撮影・阿部江利)
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屋根や路面が雪に覆われた市街地=17日午前、豊岡市大手町(撮影・阿部江利)
道をふさぐ倒木の状況を確認する新温泉町職員=17日午前、新温泉町内(撮影・末吉佳希)
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道をふさぐ倒木の状況を確認する新温泉町職員=17日午前、新温泉町内(撮影・末吉佳希)
世界文化遺産・国宝姫路城周辺もわずかに雪化粧=17日午前、姫路市本町(撮影・小林良多)
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世界文化遺産・国宝姫路城周辺もわずかに雪化粧=17日午前、姫路市本町(撮影・小林良多)

 今季最強の寒気が流れ込んだ影響で、兵庫県内でも北部地域を中心に積雪の被害が相次いでいる。香美町など広範囲で停電が続き、一部の集落では、倒木などで道路がふさがれて孤立状態になっている。

 県北部地域では、14日夜に雪が降り始めた。県の道路情報によると、17日午前10時現在の積雪は、県豊岡・神鍋高原の県道沿いで95センチ、氷ノ山に近い養父市大久保で94センチ、新温泉町春来で69センチを記録。電気設備にも影響が出ており、関西電力送配電によると、香美町で約5400軒、新温泉町で約1800軒など約8200軒(17日午前10時半現在)が停電している。

 約30世帯が生活する香美町村岡区板仕野地区では、16日夜から停電が続く。一人暮らしの高齢者宅を回って安否確認をしている岡田政和区長は「夜もかなり気温が下がった。灯油ストーブや布団にカイロを貼るなどしてしのいだようだが、早く復旧してほしい」と話した。

 樹木や電柱が倒れる被害により、道路の寸断も各地で相次いだ。県などによると、香美町や新温泉町、養父市などで少なくとも80世帯が孤立状態にある。

 新温泉町では、17日午前9時時点で4集落34世帯が集落から出られなくなっており、町職員が遮断された道路の状態を調べている。孤立した同町内山に住む女性は「停電に加えて、水道も止まるようだ」と困惑した様子。「最近は雪が減っていたので、ここまでの被害は記憶にない。よその地区の人から『テレビで見た』とメールが入るけど、自分たちは地区の放送しか情報がない」と漏らす。

 神戸地方気象台によると、県内の寒さのピークは17日で、18日以降は寒さが徐々に和らいでいく見通しだが、北部では雪が残る可能性があるという。(阿部江利、末吉佳希、太中麻美)

 

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