JR西日本は21日、山陽新幹線の区間120キロ以内の近距離利用(1~3駅分)について、来年1月15日~3月末の金、土、日曜と祝日に限り、前日までの予約で特急料金を含む自由席料金を最大2千円に割り引くと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で新幹線は利用率が低迷しているため、近距離の乗客で需要の掘り起こしを図る。
例えば、新大阪-姫路間の通常の新幹線料金は3280円。今回の割引を適用すれば料金は2千円となり、在来線(1520円)との差額は480円だけとなる。新大阪駅で降車して大阪駅などに向かう場合は別料金となる。
対象となる割引料金は、新大阪-新神戸間(1区間)が千円、新大阪-西明石(2区間)が1500円となる。子ども料金は半額。利用は前日までに予約が必要となる。
JR西の担当者は「新幹線に乗る、ちょっとした特別感を味わってほしい」としている。(前川茂之)
