兵庫県尼崎市は24日、新型コロナウイルスに感染していた同市在住の90代男性が亡くなったと発表した。同市での感染者の死亡は10人となった。
市によると、亡くなった男性は11日にPCR検査で陽性となり、当初は軽症とみられていたが、感染症指定医療機関に入院してから容体が悪化し、23日に亡くなった。
市が24日に発表した新規感染者は、同市などに住む10歳未満~90代の男女22人。いずれも軽症か無症状という。年代別の人数は、10歳未満2人▽20代3人▽30代3人▽40代3人▽50代3人▽60代1人▽70代4人▽80代2人▽90代1人。
新規感染者のうち、6人はクラスター(感染者集団)が発生している尼崎医療生協病院の職員と入院患者。同病院での感染者は計73人となった。
クラスター化している市内の私立保育施設でも、10歳未満の男児が陽性となり、この施設での感染者は計6人となった。市保健所は、施設の関係者計約90人にPCR検査を進めており、24日中に終える見込みという。
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