兵庫県は27日、新たに165人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。神戸市は70代~80歳以上の男女7人が、尼崎市は90歳以上の男性1人が同日までに死亡したと発表。県内の死者数は8人増えて累計180人になった。また神戸市から感染者1件の取り下げがあり、県内の累計患者数は9328人となった。
発表自治体別の内訳では、神戸市=30人▽姫路市=14人▽尼崎市=30人▽西宮市=10人▽明石市=14人▽県所管分=67人。12月に入り県内で99人の死亡が判明し、1週間の新規感染者数の平均は160・9人で過去最多となった。コロナ患者向け病床使用率は68・5%となっている。
また、カラオケを伴う小規模飲食店2店舗で新たなクラスター(感染者集団)が確認された。県が所管する加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)の店舗は27日までに従業員2人と利用者7人の感染を確認。龍野健康福祉事務所管内(宍粟、たつの市、太子、佐用町)の店舗は、利用者5人が感染した。70歳以上が中心で県は店名を公表していない。
このほか、クラスターが発生した東加古川病院(加古川市)や尼崎医療生協病院(尼崎市)などの医療機関で新たな感染者が分かった。(まとめ・井上 駿)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況