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故郷を離れて勤務する大崎慶子さん。「今も母に会いたい。会って話がしたいです」=2020年11月、三重県伊賀市上野桑町、岡波総合病院
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故郷を離れて勤務する大崎慶子さん。「今も母に会いたい。会って話がしたいです」=2020年11月、三重県伊賀市上野桑町、岡波総合病院

 阪神・淡路大震災で母親を亡くした大崎慶子さん(36)は中学時代、飼い犬を連れて、山の中を1人歩いた。泣きながら歌った曲があるという。

 震災から5年後の2000年にヒットした浜崎あゆみさんの曲「SEASONS(シーズンズ)」だ。

 「今日がとても悲しくて 明日もしも泣いていても そんな日々もあったねと 笑える日が来るだろう」

 笑える日なんて本当にくるんかな、と思いながら、山頂で1人歌い、泣いた。

 小児科医になった今、「当時の私に『笑える日が来てるよ』と教えてあげたい」と話す。

 そして、ずっと気になっているのは東日本大震災で被災した子どもたちのことだ。

 かつての自分が重なる。夜になるとつらくて、泣いて、泣いて…。「穴が開いた感じがした」。周囲に「かわいそう」と言われるのも嫌った。

 でも、震災から四半世紀を生きて思うのは、「しんどかったけど、なんとかなったよ」ということ。

 「つらいことを経験しているがゆえに、その人しかできないことが、きっとある。勇気もある。どん底に落ちても、生きていたらいいことがあると信じてる」。いつかきっと笑える日がくる-。そう、東北の子どもたちに伝えたい。(中島摩子)

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