神戸市中央区の一宮神社でロウバイの花が見頃を迎えている。つややかな黄色い花がビルの合間からのぞく青空を鮮やかに彩る。
中国原産の落葉樹。直径2センチほどの花が、ろう細工のように光沢を持ち、ウメのような甘い香りを放つことが名前の由来とされる。
同神社のロウバイは、阪神・淡路大震災で倒壊した社務所を再建する際に植えられた。昨年12月末、高さ3メートルほどの木に花が咲き始め、この数日で一気に満開となった。同神社の山森大雄美宮司(83)は「例年だと節分ごろまでは花が楽しめそう」と話していた。(中西幸大)
