兵庫県は20日、新たに296人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。過去3番目に多く、1日当たり200人以上になるのは2日連続で、累計患者数は1万4466人。9人の死亡が確認され、累計死者数は321人となった。
死亡が確認されたのは、尼崎市の90代男女2人や、中等症で入院していた姫路市の1人。他に神戸市で70~80代の男女4人が7~11日に相次いで亡くなり、明石市では治療を受けていた80代女性2人が死亡した。
伊丹市では市健康福祉部の女性職員が感染。事務担当で18日まで出勤していたが、職場で濃厚接触者はいないという。
既にクラスター(感染者集団)が発生している医療機関では新たな感染が判明。東加古川病院(加古川市)=3人(計189人)▽フェニックス加古川記念病院(同市)=1人(計25人)▽安藤病院(尼崎市)=3人(計47人)▽姫路市内の医療機関=11人(計42人)-など。姫路市は「感染者が同じフロアに限定されている」として、この医療機関名を公表していない。
県内で20日午前0時時点の病床使用率は79・1%で、うち重症対応の使用率は59・4%となった。入院・療養調整中の患者は5人増えて727人となった。
また、県は19日発表分のうち、伊丹市としていた感染者1人の住所を川西市と訂正した。(まとめ・末永陽子)
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