兵庫県明石市は20日、いずれも市内在住で20~70代の男女計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症または無症状という。治療を受けていた80代無職女性2人が死亡し、市内で確認された死者は計8人となった。
市によると、この女性2人はいずれも持病があり、死因は不明だが新型コロナが疑われるという。
新たに感染が分かった11人のうち、20代無職女性は、クラスター(感染者集団)が発生した介護老人保健施設「エスポアール遥」(魚住町清水)に勤務する50代女性医療従事者の家族だった。
70代無職男性は、14日と17日にそれぞれ感染が分かった90代無職男性と70代無職女性と同じ通所施設を利用していた。市がPCR検査をした結果、同施設の職員やほかの利用者は全員陰性だったという。
このほか、20代女性会社員(市外に勤務)、70代無職女性、60代男性会社員は感染した家族らの濃厚接触者だった。(小西隆久)
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