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共同開発した炊き込みご飯の缶詰「のどぐろ飯」と「ほたるいか飯」をPRする(左から)香住高の北垣心望さん、西垣俊兵さんと但馬漁協職員=兵庫県香美町香住区若松
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共同開発した炊き込みご飯の缶詰「のどぐろ飯」と「ほたるいか飯」をPRする(左から)香住高の北垣心望さん、西垣俊兵さんと但馬漁協職員=兵庫県香美町香住区若松
のどぐろ飯
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のどぐろ飯
ほたるいか飯
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ほたるいか飯
共同開発した炊き込みご飯の缶詰「のどぐろ飯」と「ほたるいか飯」
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共同開発した炊き込みご飯の缶詰「のどぐろ飯」と「ほたるいか飯」

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛を受けた日常食や災害時に役立つ備蓄食として活用してもらおうと、但馬漁協(兵庫県香美町)が地元の香住高校生と共同で炊き込みご飯の缶詰「のどぐろ飯」と「ほたるいか飯」を開発し、販売を始めた。添加物を使わず、但馬産の食材を生かした品質の高さと味わいが評判。豊岡市は防災食として「ほたるいか飯」5千缶を購入している。(金海隆至)

 同漁協は漁業者の収入増につなげようと2016年度から、傷ついて廃棄されたり、小さすぎて安価で取引されたりする魚介を使って天然醸造の魚醤(ぎょしょう)などを開発。その一環で19年秋、同高海洋科学科でマグロ缶やサバ缶を作る生徒たちと提携することになった。

 「のどぐろ飯」は、全長10センチ以下のノドグロの切り身に塩をまぶしてあぶった後、漁協が販売する魚醤で味を調える。「ほたるいか飯」は、コロナ禍による需要低迷でホタルイカの競り値が暴落し、昨年5月の漁期終了後も30トン超の在庫過多に陥ったため、漁業者の支援にと開発を急いだ。

 炊き込みご飯のもとを作るレシピは生徒が練り上げた。豊岡市で栽培された「コウノトリ育むお米」と炊いて製缶する工程は、たつの市の製造業者に委託した。ふたを開けると、ご飯は炊きたてのようにふっくら。常温でも食べられるが、缶ごと湯煎するか、中身を電子レンジで温めるとさらにおいしく味わえる。

 開発に携わった同高2年の北垣心望(ここみ)さん(17)は「魚の下処理を手先で丁寧に仕上げるのが大変だった」と話し、西垣俊兵さん(17)は「思わず笑顔になるおいしさが魅力。常温ならパラパラ、温めるともちもちといった食感の違いも楽しめる」とアピールする。

 漁業者支援の事情を知った豊岡市の中貝宗治市長は、完成を待たずに購入を即断したという。同漁協統括本部長の丸山和彦さん(59)は「被災者がおいしいと感じ、災害時にも心にゆとりを持ってもらえたらという思いで開発した。家庭での食事やアウトドアでもお薦め」と話している。

 いずれも1缶150グラム入りで、のどぐろ飯は1080円、ほたるいか飯は972円。賞味期限は3年。同漁協の直営店や通販サイトなどで販売。同漁協企画流通課TEL0796・36・2702(平日のみ)

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