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企画の内容について話し合う社員たち=神戸市西区玉津町田中
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企画の内容について話し合う社員たち=神戸市西区玉津町田中
オンライン修学旅行のため、事前収録した動画=神戸市西区玉津町田中
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オンライン修学旅行のため、事前収録した動画=神戸市西区玉津町田中

 新型コロナウイルスの感染拡大で修学旅行の取りやめが相次いでいる中、オンラインで修学旅行を実施する取り組みが広がっている。「帝産観光バス」(本社・東京)の関西3支店は、兵庫県などの観光地をバスガイドが案内する動画を作成。阪神・淡路大震災で九死に一生を得たバスドライバーから、実体験を聞くこともできる。(太中麻美)

 コロナ禍で政府の緊急事態宣言が発令され、兵庫県教育委員会は県立学校に県外での修学旅行などを自粛するよう要請。全国の小中学校、高校でも修学旅行の延期や中止、縮小が相次ぐ。同社でも昨年からキャンセルが目立っており、神戸支店の増田義広さんは「昨年4~9月はほとんど稼働できなかった」と振り返る。

 そこで少しでも修学旅行の気分を届けようと、オンラインで実施できるよう企画。神戸、京都、大阪3支店のバスガイドと事務職計9人がチームを組み、昨年10~11月に動画を作った。

 メニューは、3府県の寺社や観光地10カ所。動画は各10分程度で、学校側は希望の場所を数カ所選んで“見学”できる。動画は学校のモニターで上映され、それに加えてガイドがバスの車内から話したり、各支店から学校を訪れたりして案内する。またクイズ大会や旅行のしおり作りも行い、旅情を盛り上げる。

 兵庫県内では姫路城(姫路市)と人と防災未来センター(神戸市中央区)を制作。同センターの動画には、阪神・淡路大震災発生時、崩落した阪神高速神戸線で辛うじて転落を免れた同社のバスに乗っていたドライバー、安井義政さん(59)も登場し、体験を語る。

 同様の取り組みは全国で始まっている。旅行会社のJTB(東京)は、学校向けに仮想現実(VR)映像で神社仏閣を見学したり、オンライン交流したりできるプランを開発。広島平和記念資料館(広島市)の公式サイトでは、講話を聞く機会を失った修学旅行生らのため、被爆体験者の語る動画を公開している。

 帝産観光バス神戸支店の井上茉耶乃(まやの)さん(23)は「震災で大切な人を失った方もたくさんいる。収録では、忘れてはいけないという思いを込めた」と話す。

 ツアーは旅行会社などを通じて販売する。同社神戸支店TEL078・925・1212

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