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暴力団の手口や対処法を話す、兵庫県警暴力団対策課の西牟田実警部補=神戸市中央区下山手通5
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暴力団の手口や対処法を話す、兵庫県警暴力団対策課の西牟田実警部補=神戸市中央区下山手通5

 暴力団対策法に基づく中止命令は、暴力団からの働き掛けを断つ有効な行政処分とされる。兵庫県警暴力団対策課には事件捜査班とは別に行政処分の担当者がおり、報復を恐れるなど被害者の意向で刑事事件に至らない相談にも対応している。計17年半にわたって中止命令に携わってきた西牟田実警部補(65)に暴力団の手口や対処法を聞いた。

 県公安委員会は県警の調査を踏まえ、中止命令を出す。この調査を担うのが、西牟田警部補が所属する「暴力団排除対策室」。巧妙に一般人を脅す組員の動きを封じる黒子役だ。

 西牟田警部補は「今と昔では同じ不当要求でも手口が違う」と指摘する。携帯電話のストラップや名刺などに組の「代紋」を用い、入れ墨を堂々と示す-。かつては、組織を前面に出すそんな手口が主流だった。

 しかし現在は「普通のサラリーマンのような格好で、一般人に近づく」。組の影響下にある「フロント企業」の名刺を使うケースも。人間関係を築いてから暴力団組員と明かす。利益を要求する際は「『それくらいですむなら』と、警察への相談を諦める絶妙な金額を提示してくる」という。

 今年春に退職する西牟田警部補は「中止命令を出せば被害は防げる」と強調し、「命令が出て喜んでくれる被害者の姿が原動力だった」と振り返る。

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