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出入り口前で感染予防対策を知らせている元町映画館=神戸市中央区元町通4
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出入り口前で感染予防対策を知らせている元町映画館=神戸市中央区元町通4

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令を受け、ジムやパチンコ店などが時短営業をめぐって厳しい選択を迫られている。兵庫県は飲食店以外にも時短営業を求めるが、要請に伴う協力金の支給対象は飲食店などに限られているためだ。経営の危機に立つ店主や経営者らは「補償もないのに『お願い』だけされても」と要請に応じず、夜も営業を続ける。

 宣言の再発令を受け、県は2月7日まで、飲食店や飲食店営業許可を受けているカラオケ、キャバクラなどに対し、午後8時までの営業や、酒類の提供は午後7時までとする対応を要請。映画館や劇場、体育館、スポーツジムなどにも同様の協力を求めるが、1日6万円の協力金は支払われない。

 元町映画館(神戸市中央区)は16日から、午後8時までに上映が終わるようスケジュールを調整。やむなく公開を延期した作品もあった。代表理事の高橋勲さん(49)は「感染予防対策を徹底して、しばらく耐えるしかない。補償をもらえるものならありがたいが」と複雑な表情を浮かべる。

 スポーツ施設を運営するコナミスポーツ(東京)も、兵庫県を含む宣言の対象地域で、最長午後8時までの短縮営業とした。宣言解除まで続ける予定で、広報担当者は「社内でも議論はあったが、感染防止の観点から宣言を重く受け止めた」と説明する。

 午後8時までの時短要請に応じた神戸市内にあるヨガスタジオでは、退会や休会の相談が相次いでいるという。インストラクターの女性(27)は「仕事終わりの需要も高いので、宣言が長引けば利用者離れが進む」とため息をついた。

 一方、従来通りの営業を続ける店も少なくない。

 県内に31店舗があるジム「エニタイムフィットネス」は、24時間営業を続ける。各施設ではマスク着用や入館時の検温、3人以上のグループ利用禁止など感染対策を徹底。運営会社の担当者は「設備がセルフトレーニングに特化しており、会員同士が密集するスタジオもない」と強調する。

 前回の緊急事態宣言で、休業要請に応じず営業し、店名を公表された店が出たパチンコ業界。県内約360店が加盟する兵庫県遊技業協同組合(神戸市中央区)によると、今回時短に取り組む店は少ないという。

 各店はアクリル板などでパチンコ台を仕切ったり、設備の消毒を徹底したりしているという。神戸市内でパチンコ店を運営する会社の担当者は「アルバイトを減らし、ぎりぎりでやっている。お願いだけされても困る」と不満を口にした。

 収入確保以外を理由に、営業を続ける会社もある。

 ネットカフェ「快活CLUB」は全国497店舗で24時間営業を継続中。運営会社の広報担当者は「派遣労働者の一時的な生活拠点になっている可能性もある。大学生がウェブ上で講義を受けたり、採用面接を受けたりするケースも増えており、考慮が必要だ」と理解を求めた。(末永陽子、地道優樹)

【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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