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立春に向けて完成が近づく日本酒の温度を確認する蔵人=富久錦
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立春に向けて完成が近づく日本酒の温度を確認する蔵人=富久錦
客の願い事を木札に書き込む作業=酒のてらむら
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客の願い事を木札に書き込む作業=酒のてらむら

 立春の日(2月3日)未明から搾る日本酒の生原酒を瓶詰めし、その日のうちに届ける「立春朝搾り」の準備作業が進んでいる。

 出荷前に蔵元近くの神社で、飲む人や蔵人の健康と繁栄を祈願する「縁起酒」のイベント。昨年は全国44の蔵元が酒販店と連携して28万本を出荷した。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で、飲食店からの注文が減少しているという。

 富久錦(兵庫県加西市三口町)では立春に仕上がるよう、発酵状態を確認する作業が続く。担当者は「厳しい状況ですが、当日搾りならではの新鮮な風味を味わい、農家、蔵、店の人のつながりを思い起こしてもらえたら」と期待を込める。

 酒販店「酒のてらむら」(神戸市兵庫区上沢通3)は、客の願い事を書き込んだ木札を瓶に掛けて販売する。「今年は『無病息災』や『コロナ退散』という言葉が圧倒的に多い。立春の日ギリギリまで対応します」とアピールする。

 立春朝搾りを購入できる店や蔵元は、日本名門酒会のホームページに掲載している。(辻本一好)

 

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