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 介護に関する法令違反があったとして神戸市から処分を受けた同市灘区の特別養護老人ホーム「きしろ荘」に勤務する40代女性職員=休職中=の精神障害について、神戸東労働基準監督署が労働災害として認定していたことが分かった。女性は長時間労働とパワーハラスメントで体調を崩したと主張していた。

 女性は昨年3月に就職。5月に100時間、6月に82時間の残業があるなど長時間労働が続いていた。上司から出勤簿を鉛筆で記入するよう指示され、残業を短く書き直した出勤簿に認め印を押していたという。

 業務上のミスをきっかけに、施設長や施設を運営する社会福祉法人「六甲鶴寿園」の理事長らから叱責が繰り返され、1時間半立ちっぱなしだったこともある。うつ状態になり、自宅でも上司が叱責する声が聞こえ、胃痛や不眠などの症状があったという。

 関係者によると、同法人内では長時間にわたる叱責が常態化。昨年6月には、延々と叱責が続く中、別の女性職員が「もうみんなを帰らせてください」と泣きながら訴えていたという。

 同法人は、ホームページ上に公開している文書「おわびと報告」で「現段階で明らかにパワーハラスメントに該当する事実は確認されておりません」と記述。これに対し、労災認定された女性は「法人はパワハラを認めるべき。私だけの問題ではない」と憤る。労災申請前、法人は女性に対し、「労災対象には該当しない」として協力を拒んでいた。

 「きしろ荘」は神戸市から1年間の事業停止処分、六甲鶴寿園は運営体制の刷新などの勧告を受けている。(中部 剛)

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