14日に始まるNHK大河ドラマ「青天を衝け」に関連し、20日(BSプレミアム、午後9時)と24日(総合、同10時半)に主人公の渋沢栄一をテーマにした特集番組が放送される。20日の回は、兵庫県西宮市出身で落語家・笑福亭鶴瓶の長男・駿河太郎が渋沢役を務めて、再現する。
駿河は前回の「麒麟がくる」で、大和の豪族・筒井順慶役を熱演して注目を集めた。
渋沢は明治維新直前の1867年、日本が初めて公式参加した国際博覧会のパリ万博で、幕府使節団の一員となった。ライバルの薩摩と日本の代表がどちらかを巡り、PR合戦を展開した。
20日のタイトルは「渋沢栄一INパリ万博 幕末・花の都の大決戦」。渋沢たちがもたらした展示品で、日本は世界に認められた。パリ万博は政治家、実業家として近代日本の礎を作った渋沢の原点といわれる。
24日は「歴史秘話ヒストリア」で取り上げる。テーマは「渋沢栄一 時代を開く 新1万円札の男の実像」。2019年10月放送分を再構成する。(金井恒幸)