4月11日投開票の兵庫県伊丹市長選に、元兵庫県議の川井田清信氏(66)が、無所属で立候補する意向を固めたことが10日、分かった。同日行われた立候補予定者説明会で、陣営関係者が明らかにした。11日に同市内で開催する集会で表明する方針。
川井田氏は鹿児島県出身。伊丹市職員を経て1995年に同市議選で初当選し、4期務めた。2期目途中の2001年には市議を辞職し、伊丹市長選に立候補して落選。その後、市議に返り咲き、11年には自民公認で県議選に立候補し当選。県議を2期務め、建設常任委員長などを歴任。19年の県議選で落選した。
2月には、同氏の支援者や一部の市議らが参加して「伊丹市民ファーストの会」を結成。今後はオンラインなどを活用して集会を開く。
伊丹市長選をめぐっては、現時点でほかに立候補を表明している人はおらず、現職で4期目の藤原保幸氏(66)の動向が注目されている。(久保田麻依子)