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熱演するロミオ(礼真琴)とジュリエット(舞空瞳)=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
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熱演するロミオ(礼真琴)とジュリエット(舞空瞳)=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
永遠の世界へと旅立つロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
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永遠の世界へと旅立つロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
ロミオと友人たち=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
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ロミオと友人たち=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
仮面舞踏会で出会い恋に落ちるロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
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仮面舞踏会で出会い恋に落ちるロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
バルコニーで愛を誓い合うロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)
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バルコニーで愛を誓い合うロミオとジュリエット=宝塚大劇場(撮影・後藤亮平)

 宝塚歌劇団星組公演「ロミオとジュリエット」が宝塚大劇場(兵庫県宝塚市栄町1)で開幕した。礼真琴と舞空瞳のトップコンビ2作目。才能あふれる2人を中心に、現代性を感じさせる演出も加え、言わずと知れた愛の物語を紡ぐ。

 シェークスピアの原作を2001年に仏作曲家ジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化した作品。宝塚では10年、小池修一郎の潤色・演出で星組が初演。以降、11年雪組、12年月組、13年星組と再演を重ねてきた。

 イタリア・ヴェローナを舞台に、敵対関係にある名門、モンタギュー家のロミオ(礼)とキャピュレット家のジュリエット(舞空)が出会い、恋に落ちる。永遠の愛を誓う2人だが…。ロミオの親友、ベンヴォーリオとマーキューシオ、ひそかにジュリエットに思いを寄せるいとこのティボルトなど、主役2人を中心に群像劇が繰り広げられる。

 礼のロミオは繊細でナイーブ。少年の初々しさを残しつつ、ひたむきにジュリエットへの愛を表現する。一方、舞空のジュリエットは芯の強さを見せる。ロミオの愛をただ待つ受け身の少女ではなく、自分の意志を持つ女性として魅力を放つ。

 物語の成り行きを見守る登場人物「死」に、宝塚版独自の「愛」を加え、葛藤を複層的に見せる。礼の抜群の身体能力に注目していた小池は初演時、「愛」役に礼を抜てき。「当時から将来の宝塚を担っていく逸材だと感じていた」と振り返る。礼は8年前の新人公演ではロミオを演じ、好評を博した。今回、同じくダンス能力の高い舞空というパートナーも得て、満を持し、トップとして星組を引っ張る。終盤、フラメンコ風の音楽に合わせたデュエットダンスはこの2人にしかできない難度の高さで圧巻だ。

 仏語で「愛する」を意味する「エメ」、ロミオの繊細さを表す「僕は怖い」、ティボルトのジュリエットへの思慕「今日こそその日」など、ドラマチックで美しい楽曲が全編に流れる。ロミオとジュリエットが出会う仮面舞踏会や街での抗争場面など、複雑なフォーメーションで繰り広げられる群舞も飽きさせない。現代的なテイストのジャケットなど、衣装も新鮮だ。

 誰もが成り行きを知っている悲恋の「あの場面をどんなふうに見せてくれるのか」、確かめながら見る楽しみも。男女間の愛、仲間との友情、子を思う親心…、人を思うさまざまな愛の形が描かれる。作品を通して浮かび上がる「いかに人を愛するか」という普遍的なテーマは、コロナ禍で疲れた今、多くの人の心に染み入るだろう。

 3月29日まで。東京宝塚劇場で4月16日~5月23日に上演予定。

(片岡達美)

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