兵庫県は15日、新たに27人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が100人を下回るのは11日連続。一方、県所管分で2人、尼崎市で1人の死亡が確認された。14日の公表分(感染44人、死亡2人)を含め、県内の累計患者数は1万7541人、累計死者数は483人になった。
15日の感染者数は発表自治体別で、神戸市=12人▽尼崎市=5人▽西宮市=2人▽県所管分=8人。14日は、神戸市=9人▽姫路市=1人▽尼崎市=6人▽西宮市=13人▽県所管=15人。神戸市では14日、感染者1人の取り下げがあった。
15日に死亡が発表されたのは、県所管分の70代女性と80代男性、尼崎市の60代男性。14日の発表分は、いずれも県所管分の80代男性と90歳以上の男性という。
また、15日時点で過去1週間の1日平均感染者数は53・9人。県が緊急事態宣言の解除を求める基準は、「1日平均の感染者数78人以下」と「重症病床の使用率50%未満」の両方を1週間連続で満たす必要がある。1日平均感染者数は6日連続で基準を満たしたが、重症病床使用率は58・6%にとどまった。
一方、加東市では職員5人が感染していた同市民病院で患者1人の新規感染が分かり、県は新たにクラスター(感染者集団)と判断した。(まとめ・森 信弘)
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