兵庫県尼崎市は21日、尼崎市議の50代男性(維新の会)と同市在住の70代女性の2人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人とも軽症。同市議会事務局によると同日、会派控室などの消毒を終え、22日に開会する定例会は予定通り開くという。
同市によると、男性市議は16日に倦怠感や悪寒を感じ、20日に市内の医療機関を受診し、PCR検査で陽性が確定した。男性市議は17日にあった会派主催の勉強会に出席するため登庁。会派議員7人や市職員が委員会室に集まったが、マスクを着用するなど感染対策を採っていたため濃厚接触者には当たらないという。念のため、会派の6議員がPCR検査を受けている。
同市議会で市議の感染は2例目。議会事務局によると、市議感染時の公表内容について、同市職員が感染した際の発表事例を参考に「年代や会派、性別は公表するが、個人名は控える」ことを議長と確認しているという。
70代女性は同居人が感染し、濃厚接触者として検査を受けていた。また同市は、大阪府が発表した50代の男性会社員が尼崎市在住だったと発表した。
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