近畿地方が高気圧に覆われた21日、兵庫県内も春のような陽気に包まれた。県内20の観測地点のうち10カ所で最高気温が20度を超え、生野(朝来市)は20・2度、一宮(宍粟市)が20・7度と2月の観測史上最高を記録した。神戸、姫路が19・8度、豊岡22・1度、洲本21・1度など各地で4月中旬から5月中旬並みの暖かさとなった。
淡路市夢舞台の国営明石海峡公園では、午前中からぐんぐん上がる気温に薄着姿の来園者が目立った。ポプラの丘ではカラフルな「かざぐるま」約5千本が花畑のような光景を演出。赤や青、黄など色鮮やかな羽根が柔らかな日差しを浴び、キラキラと輝いていた。
大阪管区気象台によると、県内は22日も晴れるが、北部では夕方から曇り、雨や雷雨となる所もあるという。(辰巳直之)
