医療関係者の皆さん、ありがとう-。神戸・メリケンパーク(神戸市中央区)で7日夜、事前告知をしない「シークレット花火」が打ち上げられた。夜空を彩る745発の花火に、通行人らが足を止めて見入った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、過酷な状況に向き合う医療関係者や感染者を応援しようと「国際ロータリー第2680地区神戸第二グループ」が企画。イベントの中止や延期が相次ぎ、にぎわいが減った海辺を盛り上げる目的もある。
約5分にわたりリズミカルに打ち上がったピンクや紫、黄色などの色鮮やかな花火に、通りがかった中学3年の生徒(15)=同市須磨区=は「突然でびっくりしたけど、見た人はみんな元気が出たと思う。今年は花火大会に行けたらいいな」と話した。(名倉あかり)
