14日に発表された第63回グラミー賞の最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞に、神戸市内の音楽専門学校で学んだドラマーでパーカッショニストの小川慶太さん(38)の参加するバンド「スナーキー・パピー」の「ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」が選ばれた。
小川さんは長崎県佐世保市出身。中学時代からドラムを始めた。高校卒業後、憧れの米・バークリー音楽大と提携する神戸市灘区の甲陽音楽学院(現神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校、同市中央区)へ入学。東京での音楽活動を経て2005年に渡米し、バークリー音大で学んだ。
ジャズやファンクなどを融合した「スナーキー・パピー」には10年ごろから参加。17年のグラミー賞でもアルバム「クルチャ・ヴルチャ」で同賞を受賞した。
神戸時代を知る同専門学校の尾堂吉彦事務局長は「非常に明るい性格だったが、目立っていた印象はない。アメリカに渡って、相当努力を重ねたのだろう」と受賞をたたえた。
小川さんは「素晴らしいチームと一緒に作品をつくり、賞を取れたことはとても光栄で幸せ。新型コロナウイルスで大変な一年だったが、これを励みに突き進んでいきたい」と語った。









