兵庫県は15日、新たに33人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。14日の公表分38人を含め、県内の累計患者は1万8508人になった。直近1週間の新規感染者数は1日平均で44・9人。死者は2日連続で確認されず、累計566人で変わらない。
15日の新規感染者は発表自治体別に、神戸市=17人▽姫路市=5人▽尼崎市=7人▽西宮市=2人▽県所管分=2人。
14日は、神戸市=14人▽姫路市=4人▽尼崎市=2人▽西宮市=5人▽明石市=3人▽県所管分=10人。
神戸市内のトレーニングジム(名称非公表)では、14日までにスタッフと利用者の計7人が感染し、新たにクラスター(感染者集団)が発生した。県所管でも同日までに、伊丹健康福祉事務所管内の通所系福祉施設でクラスターが発生し、感染者は計7人となった。
また、姫路市は同日に発表した感染者5人のうち、4人は英国型の変異株だったと明らかにした。いずれも軽症以下で、12日に同市内で初めて確認された変異株感染者1人との接触はなかったという。(まとめ・井川朋宏)
【おことわり】兵庫県は15日、各健康福祉事務所管内在住として公表していた感染者62人(10日までの発表分)を、各市町に振り分けて発表しました。このため、県の発表に基づいて神戸新聞社が作っている一覧表で、「県発表(居住市町別)」の数字が変わっています。
県は新規感染者数を毎日発表しますが、居住地が「健康福祉事務所管内」「県内」などにとどめられている場合があります。県は「個人が特定されないための配慮」としています。
その上で一定期間後、統計情報として市町別に振り分けて公表します。今回、豊岡市が10人増えるなど、各市町の感染者数が更新されています。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況