兵庫県の淡路島一円で季節の花や催しを楽しむ「淡路花博20周年記念 花みどりフェア」が20日、淡路市の淡路夢舞台などで開幕した。地域の文化や食材もPRする。5月30日まで。秋も9月18日~10月31日に開催する。(上田勇紀)
「ジャパンフローラ2000(淡路花博)」から20周年を記念し、兵庫県など78団体でつくる実行委員会が主催。当初は昨秋と今春の予定だったが、新型コロナウイルス禍で変更した。
淡路花博でも会場だった淡路夢舞台は、関西空港などを埋め立てる土砂の採取跡に緑を戻そうと整備された。同フェアでは、その理念の継承と発展を目指す。
淡路市の国営明石海峡公園と淡路夢舞台▽洲本市中心市街地▽南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」周辺-のメイン会場では、春は計72の展示や催しがある。フェア全体の入場料設定はないが、従来有料の施設や一部イベントは料金が必要。
この日は同公園で開会式があり、井戸敏三県知事らがテープカット。色鮮やかなチューリップなどを観賞する人でにぎわった。ボランティア参加する淡路市の女性(75)は「土砂採取や植樹の歴史も伝えられたら」と話していた。
21日は荒天のため一部イベントが中止予定。実行委事務局TEL0799・73・6061