世界文化遺産・国宝姫路城が26日、緑色の光に照らし出された。新型コロナウイルスの感染者や医療従事者らへの差別・偏見をなくす「シトラスリボンプロジェクト」の一環で、夜の天守閣が柔らかなグリーンの光に包まれた。
同プロジェクトは昨年4月、愛媛県で始まった。黄緑色のリボンをシンボルに掲げる活動に、兵庫県内の学校や事業所でも共感の輪が広がっている。
この日は、姫路広陵ライオンズクラブと同市教育委員会人権教育課が共催。集めた寄付金の一部をひょうご新型コロナウイルス支援基金に贈った。同クラブの福本尚志会長(46)は「緑に染まる姫路城を見て、差別や偏見のない社会のために協力してもらえたら」と話した。
ライトアップは28日までの日没から午前0時。(大山伸一郎)