神戸市灘区の六甲高山植物園で、カタクリの花が咲き始めている。「春の妖精」とも呼ばれ、約5千株の薄紫色の群生が園内を彩っている。
晴天時のみ開花する。6枚の花びらを大きくそり返し、うつむき加減に咲くのが特徴。もともと、根茎が片栗粉の原料として用いられていた。
同園では、例年より2週間ほど早く咲き始めたといい、広報の糟谷絹衣さん(26)は「新型コロナで暗い気持ちになりがちだが、六甲山の自然の中でリフレッシュしてもらえたら」と話した。見ごろは4月上旬まで。
午前10時~午後5時まで(受付は午後4時半まで)。木曜休園。中学生以上700円、4歳~小学生まで350円。同園TEL078・891・1247
(坂井萌香)









