兵庫県加古川市は30日、道路保全課の30代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市民と接触する業務はなかったという。男性は解熱後に出勤し、別の課の3人と昼食を取った後、再び発熱。この3人を含む職員5人が濃厚接触者と特定された。
市によると、男性職員は24日に勤務し、帰宅後に38度台の熱やせきの症状が出た。26日に熱が下がったため出勤したが、28日に再び発熱し、PCR検査で陽性が判明。軽症という。
男性職員が26日に出勤した際、昼食を共にした同僚3人は濃厚接触者となり、他の2人と共にPCR検査を受ける。また業務で接触のあった別の5人も、念のため検査を受ける。
発熱後の出勤やPCR検査を受けることについて、市に明確なルールはないといい、人事課は「今後、検討しなければならない」とする。(斉藤正志)