任期満了に伴う兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)で、総務省出身の前大阪府財政課長、斎藤元彦氏(43)が31日、県庁で会見を開き、立候補を表明する。県議会最大会派・自民党を離脱した一部議員と、日本維新の会が支援する見通しとなっている。
斎藤氏は、2018年から大阪府に出向していたが、29日付で府を退職。30日には出向元の総務省に退職願を提出し、受理された。
知事選では、今期限りで退任する井戸敏三知事(75)の事実上の後継として、前副知事金沢和夫氏(64)が立候補を表明。県議会の自民は井戸県政の継承を求め金沢氏支援を決めたが、県政刷新を訴える県議11人が自民会派を離れ、斎藤氏に立候補を要請していた。斎藤氏は表明後、金沢氏と同じく自民党に推薦を申請する見込み。
一方、維新も斎藤氏と政策協定を結ぶ準備を進めており、党代表の松井一郎大阪市長(57)は推薦を出す方針を示している。(紺野大樹)
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神戸新聞NEXTで会見(午後1時開始予定)の様子の中継を予定しています。











