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淡路島のコアラ、史上最高齢でギネス認定 人間に換算すると110歳

2021/03/02 20:07

 南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」にいる雌のコアラ「みどり」が、飼育下で史上最高齢のコアラとして、1日付でギネス世界記録に認定された。2月で24歳となり、人間に換算すると110歳の長寿という。これまでの最高齢のギネス世界記録は、オーストラリアのコアラ保護区で確認された23歳だった。

 みどりはオーストラリアの西オーストラリア州生まれ。兵庫県が同州と姉妹都市提携を結んでいる縁で、2003年に同施設へ寄贈された。

 同施設によると、コアラの平均年齢は飼育下で16歳、野生で12歳程度とされる。老いて筋力の弱った個体は、木から落ちてけがをする恐れがあるため、展示ゾーンに出さずに静かに飼育されることが多い。ただ、みどりは健康状態が良く、現在も低木に登ったり、ユーカリをほお張ったりして観客を楽しませているという。同施設の田原和彦所長(59)は「驚異的な元気さ。長生きを続けてくれることを、職員もお客さんも願っている」と話す。

 同施設で14日午後1時から、ギネス認定員による証書の交付式がある。見学可。同施設TEL0799・43・2626

(西竹唯太朗)

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