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開学を記念してテープカットした学長の平田オリザさん(中央)ら=芸術文化観光専門職大学
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開学を記念してテープカットした学長の平田オリザさん(中央)ら=芸術文化観光専門職大学
開学を祝い、テープカットをする平田オリザ学長(右から2人目)ら=豊岡市山王町
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開学を祝い、テープカットをする平田オリザ学長(右から2人目)ら=豊岡市山王町

 国公立大学では初めて演劇やダンスを本格的に学べる兵庫県立の芸術文化観光専門職大学が1日、豊岡市で開学した。同市に移住した劇作家の平田オリザさん(58)が初代学長に就任。但馬地域では初の四年制大学で、芸術文化と観光を結びつけた新たな学問領域を開き、大学を拠点に、但馬をアジアにおける芸術文化のハブ(拠点)とすることを目指す。

 同大学は芸術文化・観光学部の単科大学で、定員は1学年80人。演劇手法によってコミュニケーション力を培い、観光と芸術文化、双方の学びを生かし、地域で即戦力として活躍できる人材育成を目指す。

 初年度から人気を集め、定員に対して、北海道から九州まで全国各地から621人が志願。志願倍率は7・8倍となった。入学予定者は84人で、兵庫県からは但馬地域を含め15人となっている。

 式典には、平田さんのほか2021年度の新任教員や但馬3市2町の代表者ら約50人が出席し、テープカットで開学を祝った。

 平田さんは「全国から優秀な教員と熱意ある学生が集まり、早く授業を始めたくてわくわくしている」と期待。コロナ禍などで大学教育の意義が問われる中、「単に知識や情報を得るだけにとどまらない新しい学びの共同体を、職員や地域の方とつくりたい」と意気込みを語った。

 5日に入学式が行われる。(阿部江利)

 

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