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初となる裸足での踊りを披露する柚香光(右)と華優希=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
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初となる裸足での踊りを披露する柚香光(右)と華優希=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
マルクス・アントニウス役の瀬戸かずや(右)とクレオパトラ7世役の凪七瑠海=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
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マルクス・アントニウス役の瀬戸かずや(右)とクレオパトラ7世役の凪七瑠海=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
ガイウス・オクタヴィウス役を演じる柚香光(手前)=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
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ガイウス・オクタヴィウス役を演じる柚香光(手前)=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
花組トップの柚香光(中央)と本公演での退団が決まっている娘役トップ華優希(左)と瀬戸かずや=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
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花組トップの柚香光(中央)と本公演での退団が決まっている娘役トップ華優希(左)と瀬戸かずや=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
ガイウス・オクタヴィウス役の柚香光=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)
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ガイウス・オクタヴィウス役の柚香光=宝塚市栄町1、宝塚大劇場(撮影・長嶺麻子)

 宝塚大劇場(兵庫県宝塚市栄町)で花組公演「アウグストゥス-尊厳ある者-」が開幕した。ローマ帝国の初代皇帝となるオクタヴィウスを、迷い悩む生身の人間としてトップの柚香光が体現。登場するとその周りが輝くような圧倒的な存在感と演技力の幅広さを示した。

■重厚な歴史ドラマ 生オケも復活

 政敵ポンペイウスに勝利したカエサル(夏美よう)は独裁を強め、これに危機感を抱く者たちはローマの共和政を守るため、側近のブルートゥス(永久瀬せあ)に立ち上がるよう迫る。そして彼はカエサルを暗殺。ところが遺言にあった後継者の名はブルートゥスでも、カエサルの腹心だったアントニウス(瀬戸かずや)でもなく、オクタヴィウスだった。

 ローマの平和を願い、争いを避けようとするオクタヴィウスだが、大叔父カエサルを殺したブルートゥスには憎しみを抱くように。柚香はその心情の変化を強いまなざしで表現する。

 一方、ポンペイウスの娘でカエサルへの復しゅうを誓うポンペイア(華優希)とは、魂で通じ合う関係に。本公演で退団が決まっている華との絆を感じさせる。

 同じく退団する瀬戸のアントニウスは、オクタヴィウスの姉と婚約していながらエジプトのクレオパトラのもとへ走り、ローマ軍と戦うことに。花組一筋、男役の神髄を見せた。

 登場人物が複雑に絡み合う重厚な歴史ドラマを、それぞれの個性で豊かに彩っていた。

 レビュー「Cool Beast!!」は一転、ラテンのリズムに乗せ、はじけんばかりの熱気と高揚感で息もつかせない。

 野獣となった柚香がここでも、手足の長さを生かした大きな踊りで存在感を発揮。念願だったというはだしでのダンスは華とのデュエット。伸びやかで柔らかな動きが美しい。

 アフリカのそれを思わせるプリントや金ラメなどの衣装の派手さも相まって「これでもか」とばかりにたたみかけてくる。コロナ禍があり、花組としては約1年半ぶりの本格的なレビューを、心から楽しんでいるように見えた。

 終盤、感謝のメッセージをのせた瀬戸の歌、体の線を出す中性的な衣装に身を包んだ柚香とのデュエットダンスなど、サヨナラ公演にふさわしい演出もあった。

 コロナ禍以降、本公演からオーケストラによる生演奏が復活。ライブの魅力が甦った。トップ就任後、これが本拠地2作目の柚香が、その才能を存分に発揮。花組の層の厚さも示した。

 5月10日まで。東京宝塚劇場では5月28日~7月4日。(片岡達美)

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