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小学校教職員による男児の無断撮影について会見する宝塚市教委幹部=5日午後、宝塚市役所
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小学校教職員による男児の無断撮影について会見する宝塚市教委幹部=5日午後、宝塚市役所

 兵庫県宝塚市立小学校で教職員6人が男児の姿を無断で撮影していた問題について、市教委が会見で説明した主な内容は次の通り。

 「市立小学校の教職員6人が2018年10月~20年11月、特定の男子児童の学校内での様子を、保護者に無断でスマートフォンやデジタルカメラで撮影していた。児童は今年2月から不登校になっている。不適切な行為であり、保護者に謝罪した」

 -なぜ無断撮影をしたのか。

 「この児童は以前から指導の大変難しい場面があり、カメラを向けて『写真を保護者に見せるよ』と伝えると収まることがあったらしい。特効薬というといけないかもしれないが、カメラを見せると行為がやんだ。それで撮影したり、撮影するふりをしたりしていた」

 -どんな行為が写っていたのか。

 「例えば授業中に教室の窓から外へ出て、立ち入り禁止の職員駐車場で遊んでいたり、掃除の時間なのに音楽室の掃除をせず、台の上を飛び回ったりする様子が写っていた。保健室で体調不良の子が処置を受けているところに入ってきて、処置台の上で座ったり寝転んだりしている様子もあった。何度か注意や制止しても聞かないときに撮影していた」

 -何が問題と捉えているのか。

 「指導の難しい児童について、保護者と情報共有をして、指導に生かすために必要ならば、その行為を撮影することはあり得る。ただ、あくまで保護者の同意を得て行うべき。しかも、撮影して『保護者に見せるよ』と伝えることで言うことを聞かせようとしていた。不適切な指導法だった」

 -言うことを聞かない児童を威嚇し、脅して行動を抑止しようとしたのか。

 「教育的配慮を欠いていた。脅すような行為と言われても仕方ない」

 -教職員の内訳は。

 「教諭4人。職員が2人。管理職は含まれていない。3カ年にまたがるうち、1年目は担任が含まれている」

 -画像のみか。

 「動画はなく、画像が25枚確認された。うち14枚は、児童が注意を聞かずに教職員が困ったときに、その行為を撮影したもの。残る11枚は、児童が蹴って破損した植木鉢や、握りつぶしたプラスチックボールなど物の写真。公用パソコンで教職員がアクセスできるサーバーの共有フォルダーに保存されていた」

 -発覚の経緯は。

 「昨年11月、児童の相談を受けた保護者から市教委に問い合わせがあった。その日のうちに学校に事実確認を指示し、1週間後に学校から『そうした事実があった』と報告があった」

 -不登校との因果関係は認めるのか。

 「大きな原因の一つになったのは間違いないと思う。ただ、児童が保護者に伝えてから、3カ月は学校に通っていた。保護者には謝罪を受け入れてもらえておらず、そうした状況も児童に不安を与えていたのかもしれない。複合的な原因だと考えている」

 -児童や保護者には今後どう対応する。

 「児童には支援員をつけるとか、勉強の遅れにも対応する。本人が安心して学校に来られるよう、寄り添っていくと保護者にはお伝えしている。しかし入り口の段階で信頼していただけていない」

 -教職員6人は同じ小学校にいるのか。

 「春の人事で3人が異動し、自己都合で2人が退職した。同じ学校に残っているのは教員1人」

 -撮影は6人しか知らなかったのか。校長も知らなかったのか。

 「調査中だが、校長が把握していたという情報は得ていない」

 -なんと説明しているのか。

 「校長からは『保護者に児童の様子を理解してもらうために、いろんな行為を撮影したようだ。それが撮影そのものによる抑止力に移行してしまったとみられる。不適切だった』と説明を受けている」

 -処分は。

 「県教委に権限があり、聞き取り調査が終わり次第、何らかの処分があると推測している。県教委には3月25日に報告している」

 -ほかの教職員が同様のことをしていたり、ほかの児童が撮影されたりしていないか。

 「やっていない」

 -画像を見て、教職員らが面白がるようなことはなかったか。

 「あったとは確認していない」

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