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女子100メートル背泳ぎで優勝した小西杏奈(中央)。左は2位の酒井夏海、右は3位の赤瀬紗也香=東京アクアティクスセンター
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女子100メートル背泳ぎで優勝した小西杏奈(中央)。左は2位の酒井夏海、右は3位の赤瀬紗也香=東京アクアティクスセンター

 5日に東京で行われた競泳の日本選手権で、兵庫県豊岡市出身の24歳、小西杏奈(ガスワン)が初の五輪切符を手にした。社会人になって伸び悩んでいたが、大一番で勝負強さを発揮。女子400メートルメドレーリレーの背泳ぎで代表入りを決め、地元の恩師は「オリンピックで日本チームに貢献するレースを」とエールを送った。

 女子100メートル背泳ぎ決勝。小西は後半に伸びて先頭を奪うと、ただ一人1分を切るタイムで3年ぶりの優勝を果たした。

 「本番に強い」。豊岡市のスイミングクラブ「コスパ豊岡」(現NSI豊岡)で小西を12歳まで指導した淀宏昌さん(49)=兵庫県丹波篠山市=はこの日、テレビ中継を見てうなった。「不慣れな会場の方が力を出せる。(銀メダルを獲得した2018年の)アジア大会もそうだった」と振り返る。

 小西のもう一つの武器は、鋼のような肉体だ。身長159センチと大きくはないが、ハードな筋力トレーニングを重ね、力強い腕かきを実現してきた。

 その土台は幼少期につくられた。「小学1年の頃からすごい力を持っていた」と淀さん。小西は当時、クラブで懸垂のトレーニングをしている上級生を見て、「私もやりたい」と手を挙げた。淀さんから「できへんやろ」と言われると「できるもん」と棒にぶら下がり、数え切れないくらい懸垂を繰り返したという。

 強豪の中京大に進学した小西は、18年の日本選手権で2連覇した後、不振に陥ったが「覚悟が足りない」と自らを鼓舞し、決戦に臨んだ。そんな教え子に、淀さんは前日の4日、メールを送った。「潜在能力はお前が一番。あとは自分を信じて泳げ」

 小西は小学生の頃、淀さんやチームメートとともに、ある目標を掲げていた。「但馬からオリンピックに行こう」。十数年を経て、夢は現実になった。(藤村有希子)

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