世界的ファッションデザイナーの多彩な表現を伝える「コシノヒロコ展」(神戸新聞社など主催)が8日、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開幕した。
服飾と絵画で約450点。テーマ別に擬音・擬態語を冠した14の空間が誘う。鮮烈な色合いの「ルンルン」、続く「ビュー」では墨絵の妙味を、「ヒラヒラ」は妖精のような軽やかさを見せる。繊細な装飾、生地の質感など唯一無二の意匠に来場者は見とれていた。
新型コロナウイルス禍で疲弊する人々を元気づけたいというコシノさん。「ファッションと芸術が交ざった世界をたくさんの人に見に来てほしい」。6月20日まで。(小林伸哉、坂井萌香)