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5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(前列中央)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)
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5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(前列中央)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)
5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(中央)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)
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5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(中央)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)
5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(前列右2人目)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)
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5選を決め喜ぶ藤原保幸氏(前列右2人目)=11日夜、伊丹市中央2(撮影・秋山亮太)

 兵庫県伊丹市長選で自民、公明に加えて維新の県組織「兵庫維新の会」からも推薦を受け、盤石の組織戦で臨んだ藤原氏が5選を決めた。

 「伊丹が住みたいまちとして選ばれるよう、地域医療を充実させる」。市立伊丹病院を近畿中央病院と統合再編させる計画が争点となり、反対・慎重派の候補を退けて市政継続への信任を得た。

 藤原氏は午後8時20分ごろ、事務所に集まった支援者約80人の前にマスク姿で現れると、感染予防の“肘タッチ”などで感謝を伝えて回った。「市民のみなさんと市の情報を共有し、熟議しながら進む方向を決めていく。『1度決めたら果敢に進めていく』。そうした政治スタイルでこれから頑張ってまいりたい」と力強く語り、「コロナ対策では医療の重要性を再認識させられた。市立伊丹病院を高度医療に常時対応できるよう、本腰を入れて整備する」と5期目の抱負を語った。

     ◇

 同日開票の宝塚市長選が7月の兵庫県知事選の前哨戦として政党対決の色合いが強まる中、伊丹市長選で藤原氏が維新の支援も得ることができた背景には「大阪(伊丹)空港」問題がある。

 8年前となる2013年の選挙戦は「空港廃港」を掲げた維新の公認候補を相手に藤原氏が対立軸を作りあげ、投票総数の6割を上回る圧勝を果たした。しかし、今回はコロナ禍で空港に関する議論は低調で、維新も「現時点で対立する争点はない」と判断した。

 ただ、前回の17年は無投票となり、この8年間に進めた大型公共事業を疑問視する声が浮上。市立伊丹病院を再編した「市立伊丹総合医療センター」(仮称)は25年秋の完成に向けて動き出したが、阪神間で最大規模となる600床や、約400億円という破格の事業費をどう見るかが今回の争点となった。

 選挙戦では、市長就任以来の行財政改革で市の貯金が増えたとして「病院再編への財源には根拠がある」と説明。「国や県からの補助金メニューもふんだんに活用する」などと道筋を示した。具体策が見えない近畿中央病院の跡地利用についても公約に「回復期の民間医療を誘致する」と掲げて理解を求めた。

     ◇

 5期目には病院のほかにも大型公共事業が次々と予定される。総事業費125億円に上る新庁舎建設に加え、市立博物館の移転、総合文化施設の整備はいずれも22年春の完了を目指す。

 さらに、高度経済成長期に空港の騒音対策として国の手厚い補助金で造られた公共施設も次々と建て替え時期を迎える。市内70カ所超に整備された「共同利用施設」もその一つ。今や国の補助は見込めないため、小学校区ごとに集約し、手法はそれぞれの地域で議論して決めてもらう計画にしたが、具体化している地域はまだ2校区しかない。

 多選に対しては「時代の流れを先取りした事業が国や県から認められ、支援をいただいている」と実績を強調した藤原氏。新たに「コロナ収束後を見据えたプレミアム付き商品券の発行」▽「公用車の電気自動車化」▽「清潔な公衆トイレの整備」なども公約に掲げており、円熟の5期目に期待がかかる。

(久保田麻依子)

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