任期満了に伴う兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)で、元兵庫県議で共産党国会議員団兵庫事務所長の金田峰生氏(55)が15日、会見を開き、無所属で立候補する意向を表明した。同党が推薦する。
同党県委員会や兵庫県労働組合総連合(兵庫労連)など約40団体でつくる政治団体「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」が擁立を決めた。
金田氏は神戸市長田区出身。日本福祉大を卒業後、兵庫県保険医協会に入り、1999年から県議(神戸市西区選出)を1期務めた。2005年の知事選のほか、17年の衆院選や19年の参院選などで立候補したが、いずれも落選した。
金田氏は会見で、現在の県政を批判し「暮らしを守り、応援する県政に変えたい」と強調。新型コロナウイルスの対応では、PCR検査体制の充実のほか、医療機関への支援や中小企業などへの補償を手厚くする考えを示した。
知事選では、前副知事の金沢和夫氏(64)と前大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)、元加西市長の中川暢三氏(65)がいずれも無所属での立候補を表明。自民党と日本維新の会が斎藤氏の推薦を決めている。(紺野大樹)
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