タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市武庫川町)で16日午前、第109期生の入学式が開かれた。新型コロナウイルス感染予防のためマスクを着用した新入生が、舞台人への第一歩を踏み出した。
第109期生は兵庫県出身の3人を含む40人。昨年の入学式はコロナ禍で1カ月半延期されたが、今年は出席者を減らし、校歌などは事前に収録した音源を流して行った。
中西達也校長は式辞で「例年とは異なり苦労することもあるだろうが、一生懸命努力し、2年後には大いに活躍されることを期待している」と述べ、宝塚歌劇団専科の京三紗さんが激励の言葉を述べた。
取材も制限され、代わりに書面でコメントが公表された。新入生の濱谷咲希さん=川西市出身=は「このような状況の中、入学式ができて幸せな気持ちでいっぱいです」。新入生総代の南平友里愛さん=静岡市出身=は「このすてきな制服に恥じぬよう、感謝の気持ちを忘れずに精進したい」と抱負を寄せた。(中川 恵)

											
											






