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 兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)を巡り、県議会最大会派・自民党(32人)は16日、前副知事の金沢和夫氏(64)への支援継続を再確認した。

 自民の推薦候補選定では、県連の選挙対策委員会が金沢氏を、国会議員が前大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)をそれぞれ支持。県連会長の谷公一衆院議員(69)=兵庫5区=が斎藤氏推薦の上申を主導し、それを受けて党本部が斎藤氏の推薦を決めた。

 県議団はかねて、谷氏の決め方が「一方的」と反発。この日の県議団会合後、会見を開いた藤本百男幹事長(67)は「県連選対の決定が正当。金沢氏が最適任の候補」と強調し、県議団32人全員が一致して支援を続けるとした。

 一方、関係者によると、一部議員からは「国会議員や地元の声などを踏まえ、金沢氏への支援の濃淡は許容すべき」などの意見も出たという。(藤井伸哉)

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