任期満了に伴う兵庫県香美町長選と同町議選(定数16)は20日告示され、町長選には、元職の長瀬幸夫氏(81)と3選を目指す現職の浜上勇人氏(59)がいずれも無所属で立候補した。2人による争いは、前々回選と前回選に続き3回目となる。
香美町は人口減少が進むとともに高齢化率が40%を超え、少子高齢化対策や地域活性化、産業振興などが争点となる。
長瀬氏は期末手当廃止を伴う特別職の「年俸制」導入などを公約とし、「水産業の活力なくして町の発展はない」と主張。浜上氏は但馬牛飼育の日本農業遺産認定など2期8年の実績を掲げ、新型コロナウイルス感染症対策を含めた町政の継続を訴えた。
町議選には現職15人と新人2人の計17人が立候補を届け出て、8年ぶりの選挙戦となった。両選挙とも投開票日は25日。(金海隆至)