兵庫県宝塚市は21日、市立逆瀬川保育所の50代女性保育士と宝塚市立病院の30代男性医療技術職員の2人が、新型コロナウイルスに感染した、と発表した。いずれも軽症。保育士の感染経路は不明で、男性職員は感染者の同居家族という。
保育士は17日、せきの症状を訴え、20日に医療機関で抗原検査を受け、陽性が判明。17日から自宅待機している。子ども3人が接触者とされ、21日にPCR検査を受けて自宅待機している。園内の保育室を消毒し、子どもや職員の健康観察を強化しながら通常保育を続けている。
病院職員は15日、同居家族の陽性が判明した後、17日に頭痛などを訴え、20日、抗原検査などで陽性と分かった。15日は公休日で16日から自宅待機している。
患者や職員らに濃厚接触者は確認されていないため、病棟は閉鎖せず、入院、外来、救急など通常通り業務を行っている。(西尾和高)
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