大型連休後半の4日、兵庫・淡路島にある神戸淡路鳴門自動車道淡路サービスエリア(SA、淡路市岩屋)は多くの利用者で混雑した。新型コロナウイルス感染拡大のため、2年連続となる緊急事態宣言下での大型連休となり、政府は「人流の抑制」を呼び掛けるが、今年は兵庫の行楽地などの人出は増加傾向となった。
淡路SAでは4日の正午前から、徳島方面に向かう車線に隣接する計約460台分の駐車スペースが満車になり、家族連れらでにぎわった。夕方には神戸方面の車線も車で混雑した。
同SAによると、昨年の大型連休は初の緊急事態宣言が発令され、立ち寄る車は少なかった。しかし今年の連休は一変し、徳島方面に向かう車線の駐車場は連日、満車になったという。
一方、例年であればUターンラッシュにさしかかる時期だが、新幹線の利用は低調だった。JR西日本によると、コロナ禍以前の2019年の大型連休は、山陽新幹線の自由席乗車率が100%を上回ったが、今年は減少。4日の同乗車率は10~50%にとどまった。(秋山亮太、小谷千穂)
