明石市は8日、10歳未満~80代の男女41人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。70代男性と90代男性の計2人が死亡し、これまでに市内で確認された死者は計44人となった。
亡くなった70代男性は、感染が分かった4月28日以降も自宅で療養していたが、5月5日に容体が急変。搬送先の病院で亡くなった。90代男性はもともとコロナではない病気で医療機関に入院しており、4月30日に感染が判明した。
新規感染者41人のうち5人は、クラスター(感染者集団)が発生した大久保病院(明石市大久保町大窪)の入院患者4人と職員1人。これまでに確認された同病院の感染者は入院患者6人と職員8人の計14人となった。
8日時点で、入院に向けて待機している明石市内在住の患者は8人、宿泊療養施設への入所を待つ患者は29人で、そのほかに81人が自宅で療養している。(長尾亮太)
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