新型コロナウイルス感染拡大を受けた3回目の緊急事態宣言が4月25日に発令された後の神戸・三宮の人出は、1月13日の2回目宣言後よりも約3~5割減少したことが分かった。3回目宣言で加わった、飲食店や商業施設に対する休業要請など経済活動の強い制限が影響したとみられる。
auスマートフォンユーザーの位置情報を基に、集計エリアに15分以上滞在した人数をKDDIが推計し、神戸市が公開。金曜午後7~12時の「三宮北の繁華街」と土曜午前11時~午後7時の「三宮センター街」のデータを計算した。
宣言発令直後同士の比較で、金曜夜は2回目(1月15日)から3回目(4月30日)で47%減。土曜昼も3回目(5月1日)は大型連休中にも関わらず、2回目(1月16日)より33%少なかった。3回目宣言後は翌週さらに1~2割減った。
2回目の宣言では時短営業にとどまった店舗への要請に、3回目は休業が加わったことが作用したとみられる。市は「変異株の確認や自宅療養者の死亡などで、市民の外出意識にも変化が出ているのでは」と分析する。(初鹿野俊)











