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受賞を喜ぶ岡田恵美栄養教諭(手前右)と長澤逸夫調理員(手前中央)ら=四季の森生涯学習センター
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受賞を喜ぶ岡田恵美栄養教諭(手前右)と長澤逸夫調理員(手前中央)ら=四季の森生涯学習センター

 地元食材を使った学校給食献立の日本一を決める「第15回全国学校給食甲子園」の決勝大会が5日、オンラインで開かれ、丹波篠山市立東部学校給食センター(兵庫県丹波篠山市日置)が、地場産物を生かした献立に贈られる優秀賞(教職員障害福祉財団賞)に輝いた。同市からは、西部学校給食センター(同市高屋)が優勝した昨年に続き、2度目の入賞となった。(綱嶋葉名)

 受賞した献立は、「丹波栗と黒枝豆のにぎわいごはん」と「丹波地鶏のさんしょみそ」「コリコリ干し大根の茶の香あえ」「霧芋の雲海汁」など。

 決勝大会では、全国から集まった1412件の応募の中で勝ち上がった12代表が、事前に撮影した動画で食育授業を披露。東部学校給食センターは、岡田恵美栄養教諭と長澤逸夫調理員が、霧芋(ヤマノイモ)の名前の由来などを、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に絡めて説明した。

 同日、サテライト会場となった四季の森生涯学習センター(同市網掛)では、市民たち約60人が発表の様子を見守った。優勝はならなかったが、優秀賞で名前が読み上げられると、おそろいの旗を振って喜びを分かち合っていた。

 岡田さんは「地場産物を生かした点が評価されてうれしかった」と笑顔。長澤さんは「2連覇を狙っていたので残念」としながらも「この経験を生かして愛情込めた給食を届けていきたい」と意気込んでいた。

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