兵庫県警が主催した「高校生自転車交通事故防止アクションプログラム」で、柏原高校(同県丹波市)を含む県内の26校が表彰された。17日には同校に県警交通企画課の森健市調査官らが訪問し、1年生の梅垣朋宏さん(16)と荻野灯さん(16)が生徒を代表して表彰状を受け取った。
同プログラムは、自転車事故による死傷者が特に高校生の年代で多いことから、本年度初めて実施した。県内の107校が、9月の自転車交通安全テストと9月から12月までの「無事故無違反チャレンジ」に参加。テストには1年生約2万人が、「チャレンジ」には全学年約6万4千人がそれぞれ取り組んだ。「チャレンジ」の結果、26校が無事故無違反を達成して表彰を受け、中でもテストの成績が良かった9校は県警本部長名の表彰となった。
柏原高はテストの結果が堂々の県1位。同校を訪問し、表彰状を伝達した森調査官は「非常に成績が良く、ルールが身についている」とたたえ、「今後も実践してほしい」と呼び掛けた。
表彰状を手にした梅垣さんは「表彰された学校ということもあるので、多くのことを意識しながら自転車に乗りたい」と表情を引き締め、荻野さんも「夜は暗いので、自分の目で確認しながら気を付けたい」と気持ちを新たにしていた。(川村岳也)
