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レシピブックの制作に関わった兵庫医療大学の学生ら(石崎真紀子さん提供)
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レシピブックの制作に関わった兵庫医療大学の学生ら(石崎真紀子さん提供)
丹波市の山南地域で栽培されているトウキ(石崎真紀子さん提供)
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丹波市の山南地域で栽培されているトウキ(石崎真紀子さん提供)
完成したトウキ葉のレシピブック
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完成したトウキ葉のレシピブック

 兵庫県丹波市の山南地域で栽培されている薬草「トウキ」の葉を使ったレシピブックを、兵庫医療大学(神戸市)薬学部の学生たちが作った。地元でほそぼそと使われてきた葉を有効活用し、販路拡大につなげるのが狙い。おかずからデザート、アルコール飲料まで、若者をターゲットにしたアイデア満載の21品を紹介している。(川村岳也)

 江戸時代から薬草が栽培されてきた同地域では、1989年から漢方薬として珍重される「トウキ」を育て始めた。現在は約40アールの畑で13世帯、1団体が栽培を続けているが、中国産の台頭と生産者の高齢化などで生産量は減少傾向にあるという。

 このため、県は2014年から「薬草産地再生事業」に着手。兵庫医療大も加わって、栽培の効率を高める研究に取り組んだ。これがきっかけとなり、15年には丹波市を含めた協定を結び、トウキ葉を特産物にする「もっと兵庫の薬草を知ろう、広めよう、味わおう」プロジェクトが始まった。

 同大は例年、トウキ葉の商品をイベントで販売してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で活動を自粛。その代わり、昨年10月から、学生らが自宅でも取り組めるレシピブック作りを始めた。

 トウキ葉を材料にしたカレーや卵焼きのほか、葉の香りを楽しめるカクテル「モヒート」などを考案。料理の作りやすさの指標がベンゼン環の数で表現されている。同大3年の南田梓さん(20)はサンドイッチやスコーンなどを楽しむ「アフタヌーンティーセット」を提案した。「香りが苦手な人にもお薦め」と太鼓判を押す。

 同大非常勤講師の石崎真紀子さんは「料理からスイーツまでバリエーションは豊富。トウキ葉が食品として使えることを実感してほしい」と話している。

 カラーA5判、10ページ。丹波市山南町和田の薬草薬樹公園で無料で配布している。

【トウキ】芳香性のある多年生の植物。漢方では、根が婦人病薬の主薬として使用される。葉にも根と同じく血管拡張作用があるアデノシンを含んでおり、冷え症や肩こりなどに効能があるとされる。入浴で利用されるほか、お茶や調味料、パンなどの材料として活用が広がっている。

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